あなたの気持が読みきれないもどかしさ
ご存知、荒井由実(松任谷由実)さんの14番目の月の一節です。
平成も終わりますが、皆様、どのようなお考えをお持ちでしょうか。
私は、振り返ってみるとぽっかり空いているような時代だったように思います。
失われた30年と言われるように、昭和には敵わないのかなあ、なんて、想像したりします。
私は実際に昭和を生きていないのですが、昭和の街並みや色に憧れます。
昨今、都市の再開発が進み、古いものは壊され、無機質な建物が立ち並ぶようになりました。
それが悪いことだとは思いませんが、なんとなく息苦しさを感じるときもしばしば。
新しい時代の文化は私たちにどのような影響をもたらしてくれるのか、楽しみでもありますが恐怖心もありますね。
変化を恐れぬ姿勢をいつまで経っても保っていたいなあという所存です。
さて、本日は、荒井由実さんの14番目の月に思うことをぬるぬると書いていきたいと思います。
どことなく諸行無常をこの曲に感じています。
満ちるがあれば欠けるもある、月のように
燃えるもあれば冷めるもある、恋を前にして
ただ目前の恋愛成就だけに目を向けているのではなく
その向こう側も見据えて今が一番いい、という情緒…!
相手に翻弄される身はしんどいものです。
時に気があるのか?というそぶりを見せられて舞い上がったり、
時に冷めた態度を見せられて落ち込んだり。
ですが、そんな風に相手の態度に一喜一憂してるときが、一番楽しいのだろうな、と。
この曲を聴いてなんとなく思いました。
ところで、タロットカードに月の絵柄があります。
タロットカード「月」
サイズがめちゃくちゃですみません。
その意味は「不安定」「混沌」を表すそうです。
相手の読み切れない気持ちを月に重ねる…その美しさにグラッときてしまいます。
そう考えたら、片想いも悪くないかもしれませんね。